AIに仕事を奪われるのは誰なのか? ホワイトカラーだけではない未来

TechGO(テックゴー)ハイクラスに届くエンジニア転職

ホワイトカラーからブルーカラーへという単純な話ではない

「AIに仕事を奪われる時代がやってくる」と、最近よく耳にする。特に影響を受けるのは、事務職や専門職などのホワイトカラーだと言われている。

一方で、「これからは学歴など必要ない。ブルーカラーの時代になる」という意見もある。実際、アメリカなどではホワイトカラーよりも現場で働くブルーカラーの人材の賃金が高騰しているという話も聞く。また、ホワイトカラーの雇用が減少していることを示すデータもある。

確かに、AIの普及によって社会の仕組みや働き方は大きく変わっていくだろう。しかし、ここで私は「学歴は必要ない」「これからはブルーカラーの時代だ」と単純に考えてよいのだろうか、学歴のあるホワイトカラーが職を失いブルーカラーが生き残るという単純な話ではないと思う。

AIによってホワイトカラーの仕事が減る一方で、新しく生まれる仕事も数多くあるはずだ。現在は「ホワイトカラーが失業し、現場で働くブルーカラーの人たちが潤う時代になる」という意見もあるが、一時的にはそうなっても将来、必ずしもそうなるとは思わない。

むしろ、ホワイトカラーとして働いてきた人たちがブルーカラーの仕事に転職するようになれば、これまで現場で働いてきた人たちとの競争が起こる可能性もある。さらに、学歴や知識を持つ人がAIを使いこなし、これまで人間が行っていた仕事をより効率的かつ高精度にこなすようになれば、従来のブルーカラーの仕事にも大きな変化が起こるだろう。

つまり、これからの時代は「ホワイトカラーが衰退してブルーカラーが栄える」という単純な構図ではないのではないか。

AIによって完全には代替されにくい仕事もある。営業、接客、介護、飲食業、そしてスナックなど、人とのコミュニケーションや人間関係が重要な仕事は、AIだけでは簡単に置き換えられないだろう。

しかし、仕事そのものが残ったとしても、そこで働く人まで残れるとは限らない。

AIを使いこなし、新しい知識や技術を身につけた人材が、これまでその仕事をしてきた人たちに代わって参入してくる可能性があるからだ。

結局のところ、これからの時代に重要なのは、ホワイトカラーかブルーカラーか、あるいは学歴があるかないかということだけではないと思う。

新しいことを学び続けられるか」「AIを道具として使いこなせるか」「時代の変化に合わせて自分自身を変えられるか」。

そこが、これからの仕事をめぐる大きな分かれ目になるのではないだろうか。

時代が変われば、仕事も社会の仕組みも変わっていく。しかし、変化に対応しようとする姿勢の重要性は、時代が変わっても変わらない。

これは、就職氷河期の人材やリーマン・ショック以降、その後の社会の変化を見てきた一個人としての、あくまで私の感想である。

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